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アルプスの少女ハイジ


中学生で小説を読んだ記憶があるのは「アルプスの少女ハイジ」だけ。布団の中に電気スタンドを持ち込み、ひとりかまくらで毎晩読んでいました。角川文庫で300ページくらいあったので当時の僕にはまさに大作を読んでいるという気持ちで、ハイジがなれない都会の生活でアルムの山を懐かしみ夢遊病者となる時は心の底から心配し、おじいさんとの再会では涙を流し喜びました。もちろんクララが立った時も。夜はこっそりと布団の中でアルムの山に出掛け、白昼はクララのようなおしとやかなかわいい女の子を彼女にしたいとぼんやり願う、それが僕の中学生時代でした。

つい先日、CSテレビでアニメ「アルプスの少女ハイジ」総集編があり、懐かしく観ることができました。

さすが往年の名作なので古さは(絵は別として)感じませんでしたが、ハイジの能天気ぶりだけは妙に気になって。

「わ~い、わ~い、森のにおい〜、わ~い、わ~い、おじいさ〜ん、わ~い、わ~い、ヨ〜ゼフ〜、あはははははははは、あはははははははは」セリフのほとんどがこの「わ~い」と「あはははははははは」には身も心も汚れてしまった僕には笑えませんでした。ハイジは意外とおバカさんだったのかもしれません。山の上にはお花畑がありハイジは花々を摘み花吹雪で楽しみました。その時の花がモチーフになったのが、このエコバッグ、マリメッコ、マイヤ・イソラが描いた「ウニッコ」です。どうです、ハイジと同じくらいに明るく輝いているでしょう。そんなことをぼんやりと考えてたら「あはははははははは、だめよ、ふくだおんじ、うそは。作り話は。訴えられるわよ。お店のエコバック、全部買うわ、あはははははははは、あはははははははは」とハイジから言われた気がしました。写真は当店に入荷したウニッコのエコバッグです。他に黒のウニッコ、ドット柄のピルプトパルプト、ロゴ柄の4種類があります。ハイジに買われる前にぜひ。

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